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番号・名称 年 代   構造等
318 南禅寺方丈
   (国宝)
天正
(1573-1591)
大方丈及び小方丈よりなる
大方丈 内陣、御昼の間、鳴滝の間、麝香の間、鶴の間、西の間、柳の間、六畳、狭屋の間、広縁より成る、一重、入母屋造、こけら葺
小方丈 虎の間三室、九畳、六畳、二十畳、広縁より成る、一重、背面切妻造、前面大方丈に接続、こけら葺
南禅寺方丈 (撮影:2023-1) 南禅寺方丈 (撮影:2023-1)
特徴等
南禅寺は臨済宗南禅寺派の本山で、東山三十六峰の一つ、南禅寺山の西麓に立地している。亀山天皇が文永元年(1264)に造営した離宮を、正応4年(1291)に無関普門 (むかんふもん) を開山として禅寺とされ、第2世規庵祖円のもとで伽藍が整備された。創建当時の伽藍など3回の火災により失われ、現在のものは江戸時代前期以降に再建されたものである。
方丈は法堂の先にある本坊の中心的建物で、大方丈と小方丈よりなり、いずれも国宝に指定それている。大方丈は入母屋造、こけら葺の建物で、前庭に南面して建っている。天正年間に豊臣秀吉が建造寄進した御所の殿舎を、慶長16年(1611)後陽成天皇より拝領移建したもので、襖絵は狩野元信、永徳の筆になる。小方丈は大方丈の後方に接続された建物で、伏見城の小書院を移築したものである。襖絵は狩野探幽の筆になる。
参考資料:南禅寺案内リーフレット(南禅寺)/国指定文化財等DB(文化庁)
2023-1-31

小方丈

方丈庭園
南禅寺方丈 (撮影:2023-1) 南禅寺方丈 (撮影:2023-1)
       
       
       
       
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